子どもが生まれてから奥さんは変わってしまったなんてよく聞く話だが
こんにちは。榎木夫(えのきお)です。今回は、子どもが生まれる前後のお話です。
「子どもが生まれてから奥さんは変わってしまった」なんて話は、男性の間ではよくされる話で、私も子供ができたと会社に報告した頃はよく面白おかしく言われたものです。実際に体験すると、私の奥さんも例にもれず子どもが生まれた後は変わったかと思います。これを愛情の対象が自分から子どもへ移ってしまったと嘆く(残念がる)人がいますが、私は少し違った考えを持っております。
会社に入社したばかりの新入社員だったときことを思い出してください。慣れない環境に順応するため、とても頑張ったと思います。学生時代、ダラダラと過ごしていた生活を一変させ、新しい自分に生まれ変わったというべきでしょうか。さて今回、子どもが生まれて環境が新しくなりました。新しい環境に順応するため、新入社員の時のように頑張ったでしょうか。子どもが生まれても、何となくそのまま過ごしている人が多いのではないでしょうか。環境が変わったことで、変わった奥さんを嘆くのではなく、変わるべきは自分だったのです。今回は、子どもが生まれてから男性側が意識を変えるべきと私が考えていることを紹介します。

男性側が意識すべきこと
子どもが生まれてから自分は何か変わったか考える
子どもが生まれたとき、女性は会社を辞めてしまうか、長期で育休を取って育児に専念するのに対し、男性はそのまま働き続けるという家庭が多いのではないかと思います。男女平等には程遠いですが、この社会の仕組み上それは仕方ないこととして今回は話を進めます。
男性側が変わらない原因として、女性は育児に専念するため強制的に環境が変わりそれに順応するのを強いられるのに対し、男性は働き続けるため、やろうと思えば女性側に育児を任せきりにしてしまい、そのままの環境でいることができます。環境を変えるか変えないかは自分次第のため、ほとんどの場合変わらないままとなってしまうのです。
女性側(奥さん)の変化に気づいたとき、自分は何か変わるために頑張ったか、何か変わったか考えてみましょう。何も変わっていないのであれば、それは負担を女性側に強いているだけです。環境に順応すること、自分を変えることは大変なことですが、一度自分を顧みて変えようと頑張ってみてはいかがでしょうか。
育児と仕事の大変さの違いを理解する
これはこれまで何度も言ってきていることですが、育児と仕事の大変さは全く違います。仕事は人間関係やすぐには解決できない課題に対して頭を悩ませるという大変さに対して、育児はすぐに解決できる簡単なタスクが、土日平日関係なく永遠に続くという大変さです。仕事という目線で育児を見てしまうと、すぐに終わらせられる簡単な仕事だととらえてしまいます。また、仕事が終わった後や土日だけ育児に参加しているパパ目線だと、どうしても永遠に終わらないことに対する心身の負担感を体験することができません。
奥さんが育児が辛く悩んでいるとき、何でこんな簡単なことで悩んでいるんだと思わず、育児は育児で大変なんだと思うことが大事です。また、育児の大変さはどうしても体験してみないと分からないと思います。できれば私のように長期で育休を取って育児にしっかりと参加してみると良いと思います。
心身のリフレッシュに必要なものな何かを把握する
子どもが生まれる前までは、仕事が終わって帰った後は自由時間で、私もダラダラとテレビやYouTubeを見て過ごしていました。しかし、子供が生まれてからは昼は仕事、帰ってからは育児と自分の時間を取ることがほとんどできなくなります。今では日課にしていた英語の勉強も家では最低限にし、メインは生き返りの通勤時間にスマホアプリで勉強しています。会社でも家でもやることに追われ、頑張らないといけませんが、ここで大事になるのは、かんばり続けるために自分に必要なリフレッシュ方法や、休息時間を把握することです。
前の生活をしていた時、私はダラダラとテレビやYouTubeを見る時間が無いとリフレッシュできず次の日仕事で頑張れないと思っていました。しかし実際生活を変えてみると、何時間もダラダラとする必要が無いことが分かりました。私の場合は30分、寝ながらYouTubeを見る時間を取り、夜に十分な睡眠時間を取ることが出来れば、リフレッシュ出来て、次の日も頑張れることが分かっています。
リフレッシュ方法は人それぞれです。あなたに最低限必要な睡眠時間は何時間でしょうか。また、睡眠の他に必要なリフレッシュ方法は何でしょうか。ダラダラと過ごすこと、運動すること、本を読むこと、いろいろあると思います。では、リフレッシュするにはそれを何時間すればよいでしょうか。これらを把握しておくと、頑張りすぎて疲弊することがなくなります。育児は長期戦です。まずは自分のことを知るということからやってみてはいかがでしょうか。
お互いの頑張りにリスペクトを
パパ目線からすると、仕事で疲れて帰ってきてるのに帰ったら育児でやることに追われる。自分の方が奥さんより大変な思いをしている。なんて思ってしまいがちですが、隣の芝は青いということです。このように思うことが原因で、ケンカになってしまうのではという考察は別の記事で書いていますので良ければ読んでみて下さい(リンク:育児中の夫婦がお互いに自分のことが忙しいと思っている理由)
環境が変わり、大変な時期ですので、忙しいのはお互いさまです。相手は相手で大変なんだというリスペクトの思いをもって尊重しあうのが大事だと思います。そうやってお互いに環境に順応して少しずつ変わっていけばよいのです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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